ちょっと茶色がかった髪で スラーッと背の高い男の子だった。 理系の人かな? 初めはその程度にしか考えなかった。 「おいっ、如月 遅刻したら補講1回増やすって言ったよな?」 「ほんとすんません。 部活でてました!」 「まあ、いい。早く座れ」 部活で遅れるとか 偉いなあ〜 何部なんだろ… それが私と彼、 如月陽志─キサラギハルシ の高校での出会いでした。