「暑〜い!死んじゃう!」


扇風機の目の前で寝癖のまま風を求めている


私、日野夏希。
15才 高校1年生





「その髪、もう少し女として
なんとかなんない?
そんなんだから、姉貴は彼氏できねーんだよ。」




こいつは弟。
日野達希、中学3年生。
意外にサッカーが上手い。





「それは関係ないでしょ!
たっちゃんのくせに生意気〜!」


「はいはい、てか時間大丈夫なの?
余裕そうにしてるけど〜?」


「えっ!?今何時?」


「7:00。朝なんか用あるんだろ?」