昔、海登にこんなカワイイ彼女いたの…??
ってか、咲はマズいって言わんばかりに目を開いてるし…
何で??
そんな中、海登は真っ直ぐ私の目を見ながら話し始めた。
「俺たち、実ははとこなんだ。
付き合ったきっかけは昔咲から告られたこと。
実際俺も咲もこの気持ちが恋愛なんだと思ってたけど、近い人への独占欲でしかなかったんだ。」
咲も…
「だからね、私達かなりすれ違ったんだ。
付き合ったからって、これとかわらなかったし、海登は遊びで私は仕事に熱中してたから…」
「少なからずまぁ、今は俺も咲も本気の恋してるけどね…??」
そうなんだ……
って、えっ??
本気の恋って誰にしてんの??
咲みたいな子を彼女にする海登が私を選ぶわけない…

