《瑠美side》
海登の背中が目の前にある…
跨いだ自転車…
見上げた空は青くて、真っ白なもくもくした入道雲が一面に広がって…
頭がクラクラするほど、海登を好きって実感する…
華奢だけど、程よく筋肉が付いた背中。
狭そうに見えて、広い肩幅…
私はこの背中が大好き。
見てたら何故か気持ちが溢れて、思わずギュッとしてしまった…
こういう時がチャンスなんだね…割と…
海登、好き…。
久しぶりにギュッとした背中....
何年ぶりだろう...
大人びた、色っぽい背中…
「捕まっとけよ」
離さないよ。
離したくないよ…
純粋にそう思えた。
心なしか海登の耳がほんのり赤い…
少しは緊張してくれてるのかな??
学校、着くな~☆笑

