《海登side》
瑠美がぶっ倒れた。
「瑠美!!おい瑠美!!」
俺が何度も名前呼んだけど瑠美は起きない。
先輩なんてオロオロしてる...
こいつは昔から精神的ダメージが強いと決まってこうなる…。
先輩にワケを伝えて、瑠美をお姫様だっこした。
「処置室、行ってきます!!」
瑠美をお姫様だっこしたまま廊下に飛び出した。
瑠美に衝撃が行かないゆうにゆっくり走る...
悪いけど周りの視線なんか気にしね―。
瑠美、我慢しろよ!!
15分もかかったし...
処置室の先生は..
寝てた...
いいのか??
まぁ、職務乱用なんてありえない??…から、疲れてることにしとこう。
取りあえず瑠美をベッドに寝かせた。
ついついジーッと瑠美を見て、つい頭を撫でてしまった。
「なぁ、瑠美。どうしたら気づいてくれるんだ??」
やべぇ..俺瑠美にハマり過ぎ…。
なんかすげーむなしくなる...
はぁ…。
片思いはキツい..
けどファイトだ、俺!!

