こんなに可愛い真子ちゃんにそんなこと言う人がいるなんて信じられない。
悲し気な顔をしているように見えた私に真子ちゃんが小さく笑う。
「もう中学時代の話だし気にしなくていいよ」
真子ちゃんの笑顔って天使みたいに本当に本当に可愛い~!!
私が男だったら絶対に好きになってる。
それで絶対に告白してる!
「真子ちゃん大好きーっ」
自分の中で気持ちが勝手に盛り上がり、ご飯を食べてる最中だというのに真子ちゃんに抱き着く。
「琴ちゃんありがと」
「うわ……っ。男見る目なくなったからって杉崎さんに迷惑かけるなよ」
反対側から腕を掴まれて真子ちゃんから離される。
こんな口うるさいことを言いながら現れるのはひとりしかいない。
「いつも一言余計なんですけど」
朝から何かと絡んでくる一煌に腕を離してもらうと、またご飯を食べ始める。


