「うわわ! ご、ごめんねお嬢ちゃん!」 「ううん、大丈夫。」 「えっと…君は…」 「トイレに行ったけど帰れないの。」 ぶつかったのは、子どもだった私にも分かるくらいかっこいい人だった。 腕には黄色い何かをつけていた。 今なら分かる、スタッフさんだ。