「だめ!


いいから、ほら行くの!」


「うわぁ!」


目にも止まらぬ早さでお母さんは私の服を着替えさせ車へ連れ込んだ。


あの時かなり怖かったのを覚えている。


「はぁ…」


たいして騒ぎもせずボーッと車に乗る私にお母さんは、


「かなり怖かった。」


と言っていた。