「何?それ。」


「うん、劇のチケット!」


「ふーん、いってらっしゃい。」


「いってらっしゃいじゃなくて、友紀も行くの!」


「いや。」


私にとっては劇を見に行くより、家の中でボーッとしている方がよっぽど幸せだ。