その頃の私は子供に良くある、


「パティシエになりたい!」とか、「ヒーローになりたい!」


とかいう夢が全くなかった。


「友紀ちゃんは、何かなりたいものある?」


と、小学校の先生に聞かれたとき、


「別に。


生きていけたらそれで良い。」


と返答したのを覚えている。