繋がる白球の思い




ざわざわとした講堂内



受け付けを済ませ、学年ごとに分けられた座席の、1年生保護者と書いてあるところへ座る




「大変長らくお待たせいたしました。
これから、府川高校野球部保護者会を
始めさせていただきます。」




先生も集まったのだろう、
ここの席からはどんな先生がいるのか見えない。



司会をしている米倉という女の先生が見えるだけだった。



「まず初めに、監督の高倉より
御挨拶申し上げます。」



「皆さま。本日は、お忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。
昨年度に引き続き、監督を努めます、高倉直人です。よろしくお願い致します」




まさか。




まさか、壇上に立って話をしているのが直人?




堂々と挨拶をする姿は、あの頃と何も変わってない。



そう感じるほど、直人は若々しかった。


監督の挨拶の後は、今後の活動計画や予算確認、顧問の紹介などと続いた


「それでは、三学年の保護者様から、
自己紹介をお願い致します」