繋がる白球の思い



「なあ、笑美(エミ)。」




「んー?なにー?」




お湯を沸かしてる最中に、優人さんに声をかけられる。




「笑莉んとこの野球部の監督の名前が一」




「え、なに?今、お湯沸かしてるから
聞こえない。あとにして」





シュシュシュというお湯が沸いた音と重なり、優人さんの話し声が聞き取れない



「あぁ、何でもないよ。
大した話じゃないから」




食後のコーヒーを出すと、優人さんはそれをぐびっと飲み干し、




行ってくる



と、会社へ向かった。