繋がる白球の思い


高倉先生、か



なんだか、くすぐったい響き





あの頃は、ふざけてそう呼んでたりもしたな

なんて思い出して、胸がきゅっとなる。




ー 『俺さ、高校教師になりたいんだ』



『高校で、野球部の監督がしたい。
笹原(ササハラ)先生みたいな、生徒に
信頼される監督になりたいんだよな』



『母校の監督になって、俺が甲子園に
導くんだ。そしたら俺は、地元の新聞
とかで話題になるんだよ。有名人だ。
ヒーローだよ、かっこよくない?』 ー





恥ずかしげもなく、堂々と自分の夢を語る直人の笑顔は、今でも鮮明に覚えている



輝いていた




直人は、夢を叶えたんだ