何がどうなってんのか分かんなくなった俺の頭ん中はパニックになっていた。
そんな中で間から、はるはるの舌が入ってくるのが分かった。
はるはるは自ら俺の舌と自分の舌を絡ませて、息を荒くしていた。
次第に俺の息も荒くなる。
ラブホテルってこともあるんだろうけど、完全に雰囲気はあっちの方に向かっていた。
いつの間にかベッドに押し倒されていて
さっきの俺とはるはるの立場が逆転していた。
「んあっ…は…」
「ちょ…はるはる…どうしたの?」
「好きっ…」
「…」
「修夜が…好きなのつ…」
ふと目を開けた俺の目に映ってきたものは、静かに泣いてるはるはるの姿だった。
女の子が…泣いてる。
俺のせいで泣いてる。
俺の上で泣いてる。
また頭ん中はパニクった。
「好きにっ…なっちゃいけないって……分かってたのにっ…」
「…」
「でも…もう無理でっ…」
「…」
「好きなのっ―…」
「…ごめん」
「うっ、うぅ―…」
「ごめんね」
俺はそれしか言えず
泣きじゃくるはるはるをラブホテルに一人置いてラブホテルを静かに出てきた。
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