ラブホに着くと俺は慣れた手つきで部屋を選び中へと入っていく。



いつもラブホに入る時は俺が全額払ってる。


だって女の子に払わせるなんて男のプライドが許せない。




「ねぇ修夜」

「何?」

「今日のエッチ上手かったら、また今度会ってもいいよ」

「それは駄目」

「…え?」




はるはるとは今日だけ会うって約束したから破るわけにはいかない。



それが決して女の子の方が望んだとしても。




「最初に約束したじゃん」

「何でよ、いいじゃないあんな約束。約束ってほどの約束じゃないわよ」

「でも駄目」

「…っ何よそれ」




膨れっ面なはるはるをベッドに押し倒した。



それでもまだ膨れっ面な彼女。




「だって一回のエッチに全力かけた方がよくね?」




そんな彼女に甘い言葉を掛ければ彼女も頷き微笑んでくれた。



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