か、か、可愛い事?!
そんなん、あたし言った?!
ニヤリと微笑む舜を恐る恐る見上げると、いきなり耳元に唇を近づけてきた。
「…ひゃっ」
何するのっ!?
くすぐったいし!
また威嚇するような目で舜を見ると、今度は耳筋を舐めてきた。
初めての感覚に襲われて、パクパクと口を動かすことしか出来なかった。
「…やっ…」
「声エロいんだけど」
そういう声出させてんのは、舜でしょーが!
顔が真っ赤になったあたしを見て楽しんでる舜は、今度は唇を舐めてきた。
「…っ!」
「あれ?何かまた熱出てきた?」
「そっ、そんな事ない!」
なんか自分でも分かんなくなってきた。
火照ってきた気もするようなしないような。
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