狼×天然【HIT番外編】







ジーッと見つめてくる舜の視線に耐えられなくて視線から逸らした。



すると思い出したように舜は話し出した。




「止まったじゃん。咳」




さっきまで怒ってたあたしは嘘みたいに明るくなっていた。



…そういえば



いつの間にか咳が止まっていた。




「ほんとだ…」




あたしが感心していると、舜は得意げに一言こう言った。




「あたりまえ」




それはそれはもう得意げで自慢げで

俺が嘘言うわけないだろ

みたいな目で、見てくる。



確かに咳が止まったのは、すごいことだけど。



あのキスは何のためにしたのか分からない。




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