まだ舜は唇を離してはくれず
どんどん新しいキスはエスカレートしていき
ついには唇を
ペロッと舐められた。
……な…ななな
舐められたあーっ！
唇を舐められた！
自分でも舐めないのに彼氏の舜に舐められた。
人生、初体験の瞬間でした。
―――――……
――――……
「っ」
「怒んなよ」
怒んなよ…？
あんなに舐められ放題されて怒らない女の子がどこにいるの？
だって、唇を人に舐められたのなんて初めてだったし
だから…恥ずかしかったし。
「猫みてえな声出てたな」
「…あっ、あれはっ」
「俺のせい、とか言うなよ？」
鮮やか瞳であたしを見つめる。
そんな仕草だけで、あたしの胸はドキッと高鳴った。
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