狼×天然【HIT番外編】






しかし、あたしもさすがに苛めすぎた。




「げほっ、げほっ」




まだ咳が止まらず、あたしが苦しんでる時だった。



舜があたしのベッドに顎をのっけて、あたしの方を見つめてきた。



な…急に見つめられると困るんだけど。



なんて思いが届くはずは無く
舜はまじまじと見つめてくる。




「…っげほ…何?」


「咳あん時は寝てると治るって知ってる?」


「げほっ、ね、…寝てる?」




寝てれば治るのかぁ

そっかぁ



じゃあ寝ようかな。



…あたしは舜の言うとおりに素直に目を閉じて寝た。




「素直だな」




目を閉じてから
そう呟く舜の声が聞こえた。




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