次の日。 いつも下駄箱で待っているキミの姿が見当たらない。 教室にいるのだろうか。 「私、杉崎くんが好きなの!!」 ………! 隣の教室から声が聞こえて、 ふと見ると、 トイレでキミのことを話していた女子とキミが キスをしていた。 体が動かなかった。 見たくなかった。 でも敵わないと思った。 私には、あんなこと、できない。