この音に想いのすべてを乗せて。








「......それがさ、やっぱり悔しくって。



しかも、あたしの任されてたソロの部分での評価も厳しかったんだ。



あんなに努力したのにな。



審査員の先生に言われたんだよね。

全然ダメだ。ってさ。

でもなにがダメかもあたし自身全然わかんないし。



あたしのプロになりたいっていうその夢も否定された気がして、悔しすぎる。」



また涙が溢れて零れたけど、言い始めると止まらなかった。