この音に想いのすべてを乗せて。








すると、なにやら暖かい重みが頭の上に乗っかった気がして、それがあいつの手だと気付くのに時間はかからなかった。



払いのけようとしたけどなぜだかとても心地よく感じてしまったあたしは動けなかった。



「昔から変わんねぇよな。

そーゆー素直じゃないとこ。」



口調からしてまたあたしを笑ってるんだろうなって思った。



あんただって、昔からあたしをバカにしてばっかりなところは変わってないよ。

って言ってやりたい。