「わあ!いい音した!

この人、すごい人なんだね!」



「俺のいるリトルの元エースだよ。

昨日、監督が言ってた。」



そう言うと、羽奏はキラキラした目を俺に向けて

「じゃあ裕輝もいつかあそこであの人みたいに活躍してね!

その時はワカが楽器吹いて応援するから!」

と言った。そんな羽奏に俺は

「もちろん。



俺の夢の場所はあそこ。



ぜってーあそこに羽奏を連れてってやるよ。



楽しみにしとけ。」



「うん!ワカもいっぱい練習する!」





そう言った羽奏の笑顔を俺はきっと一生忘れられない。




FIN☆