お茶をもらって上の階につく。
ふう、と軽くため息をつき、カバンから、ピンク色の巾着袋を取り出して、机に置いた。
わたしのためだけにお弁当つくるなら、二人分つくっても同じなんだからお弁当にすればいいのに。
大人でもファンがいる、かわいいクマのキャラクターの描かれた2段のお弁当箱を開く。
厚焼きたまごに蒸し野菜、黒胡椒のチキンソテーが並び、下の段は玄米が詰まっていた。
「やっぱりすごいわ」
と、一人でつぶやいているところで、コンビニの袋を手にした野上くんが戻ってきた。
「おかえりなさい」
「ただいま。お弁当かあ」
といって、野上くんはわたしの机の上をちらちらと見ている。
「朝つくってるんだよね。大変だろうなあ」
「そ、そんなことないよ」
さすがにシンちゃんが毎朝早く起きて作ってくれているとは言えない。
「僕もお弁当食べてみたいなあ」
「えっ」
「ん、冗談」
野上くんのさわやかスマイルをお見舞いされてしまい、シンちゃんお手製のおかずが喉を通らない。
ごまかすようにカップのお茶をすすった。
野上くんは買ってきたお弁当を頬張っている。
コンビニ袋からお弁当を取り出し、箸を取り出し、食べ始めていた。
長くて細い指先がきれいだなあ、と思ってしばし観察してしまった。
「どうかした? 有沢さん」
「あ、べ、別に。ごめん、ご飯の手止めさせて」
「有沢さんて面白い人だね」
そういって、また野上スマイルをお見舞いされちゃったよ。
キュンとさせるのはワザとなのか、それとも天然なんだろうか。
ふう、と軽くため息をつき、カバンから、ピンク色の巾着袋を取り出して、机に置いた。
わたしのためだけにお弁当つくるなら、二人分つくっても同じなんだからお弁当にすればいいのに。
大人でもファンがいる、かわいいクマのキャラクターの描かれた2段のお弁当箱を開く。
厚焼きたまごに蒸し野菜、黒胡椒のチキンソテーが並び、下の段は玄米が詰まっていた。
「やっぱりすごいわ」
と、一人でつぶやいているところで、コンビニの袋を手にした野上くんが戻ってきた。
「おかえりなさい」
「ただいま。お弁当かあ」
といって、野上くんはわたしの机の上をちらちらと見ている。
「朝つくってるんだよね。大変だろうなあ」
「そ、そんなことないよ」
さすがにシンちゃんが毎朝早く起きて作ってくれているとは言えない。
「僕もお弁当食べてみたいなあ」
「えっ」
「ん、冗談」
野上くんのさわやかスマイルをお見舞いされてしまい、シンちゃんお手製のおかずが喉を通らない。
ごまかすようにカップのお茶をすすった。
野上くんは買ってきたお弁当を頬張っている。
コンビニ袋からお弁当を取り出し、箸を取り出し、食べ始めていた。
長くて細い指先がきれいだなあ、と思ってしばし観察してしまった。
「どうかした? 有沢さん」
「あ、べ、別に。ごめん、ご飯の手止めさせて」
「有沢さんて面白い人だね」
そういって、また野上スマイルをお見舞いされちゃったよ。
キュンとさせるのはワザとなのか、それとも天然なんだろうか。

