計画的俺様上司の機密事項

野上くんはちょっとコンビニ行ってくる、といって外へ出ていった。

まだはじまったばかりだけど、これからこの部はどうなっていくんだろう。

シンちゃんがどう采配していくかがこの部の飛躍につながるんだろうけど、わたしもシンちゃんも下の階との兼任でちゃんと仕事が成立していくんだろうか。

でも、優秀な野上くんがついているから安心しているけれど。

そういえば、この部って、わたしだけが女性の紅一点な部署なんだよなあ。

シンちゃんが真面目に仕事をしてくれるだろうから、会社では手出ししなさそうだからいいけど。

給湯室を使わせてもらおうと下の階へと向かうと、真鍋先輩と渡瀬先輩が自身のカップを持って給湯室を出てきたところだった。


「有沢さん、これからお昼?」


「は、はい」


「有沢、寂しいんだろ。一緒にご飯食べるか?」


「お弁当、上に置きっ放しで。お茶、もらおうかな、と思ってたところだったんですけど」


「上の階、給湯関係なかったわね。あとで部長にいっておくから」


「あ、ありがとうございます」


「さすが、真鍋だねえ」


渡瀬先輩が褒めると真鍋先輩は照れたようで、うふふとかわいらしく笑った。


「兼任してもらってるし、少しでも力になるからね」


「お昼、いつでも来いよ。隣空けて待ってるからな」


真鍋先輩はわたしに笑顔をくれた。

もちろん、渡瀬先輩も頷いていたけれど。