計画的俺様上司の機密事項

タオルを首にかける姿もカッコよく見えた。

シンちゃんはグレーの半袖に紺色のズボンのシンプルな服装なのに、そのラフさが余計にわたしの心をかきたてる。

グラスに注ぎ、シンちゃんもお水を飲み干した。

飲むたびに喉仏が上下に動き、その動きが今まであまりみたことがなかったので、ちょっとドキっとしてしまう。


「そんな目でオレを見るなよ、夏穂」


「ご、ごめんなさい。あ、……いろいろしてくれてありがとう」


「いいんだよ。これぐらい。まだしなきゃいけないこと、たーくさんあるんだから」


「えっ」


「忘れてないだろうな。今日からお前を教育するって」


ジリジリとわたしの座るソファに近づいてきた。

やっぱりシンちゃんはエッチなおやじなのか。

わたしもゆっくり横に移動しているけれど、気がつけばベランダに近い席に座っている。

大きな体のシンちゃんからは逃れられるかどうか困難な状況だ。


「シンちゃん」


「もういい年頃なんだし、わかってるんだろ?」


そういって隣に座り、わたしにせまってきた。

シンちゃんの美しい顔が近づいてくる。


「かわいい顔しやがって」


甘くしびれる低音の声が、わたしの体を支配する。


「し、シンちゃんっ」


目を閉じる。もしかして今日から教育ってことは。

いやいやながらも、ドキドキしながら待ってみた。