計画的俺様上司の機密事項

朝ごはんを食べ終え、ソファに移動すると、シンちゃんが食器を片付けてくれて隣に座ってきた。

そういえば、枕元にあった猫の洋服のことを話さないと。


「シンちゃん、猫の人形に洋服プレゼントありがとう」


「ああ。クリスマスに間に合ってよかった」


そういえばサテンの生地できれいに作られていたのを思い出す。


「まるで猫たちの結婚式の洋服みたいでかわいいなって」


「じゃあ、その猫たちに合わせるチャペルをドールハウスで作るってどうだ? 今日材料揃えに一緒に買いにいくか。結婚式っぽくていいかもな」


「え、でも……」


「連想させるようにわざとドレスとタキシードを着せてみました。というわけで、お母様に結婚するって報告いれなくちゃな」


え、もう結婚の話になるの?


「ちょ、ちょっと結婚の話って、早いってば。まだはじまったばっかりなのに」


「ん? 早いか。なら、冬休み、プロポーズをかねて温泉婚前旅行だ。いいだろ。ずっと裸で過ごせるぞ、夏穂」


「もう、何いってるの、シンちゃんのえっち」


「へえ。あんなに昨日、燃えた人はどこの誰ですかねえ。まあ、今晩もそんなこと言わせねえぐらいにしてやるけど。今がいいか? ん?」


そういって、シンちゃんはヘラヘラと笑っているし。


「だから、いいってば」


そういうと、ちゅ、っと軽くキスをされた。


「不意打ちのキスもいいな。資料室でするか? ん?」


「もう、資料室はいいって」


シンちゃんと再会できて、シンちゃんと会社でキスをした思い出深い場所だけど。