計画的俺様上司の機密事項

「かわいい声だ。もっと聞かせろ」


そうシンちゃんが耳元で囁く。

シンちゃんに初めて探られる感覚が怖くて反射的にはねよけようとしてしまう。


「嫌ならここでやめておくぞ」


「……やめないで」


「ああ、わかったよ。ちょっとやそっとじゃ壊れないようになってる。オレに信じて合わせろ」


シンちゃんはすべてをさらけ出すと、しばらくしてわたしの中へと滑りこむように潜っていく。


「ん……」


声にならない声をあげながらも、シンちゃんに従う。


「痛くないか」


「っん、大丈夫……」


シンちゃんに侵入され、その形に自分の中が変えられていく。

覆いかぶさるシンちゃんのカラダの重みをじっくりと感じていった。

シンちゃんの背中に手を回し、必死にしがみつく。

湿った声をあげていると、シンちゃんも荒い息をしながら唇をあわせてきた。

わたしとシンちゃんの間を埋めていく。

会えなかった日々をなくすかのように。

すべてを溶かしてしまうようなそんな熱い想いをぶつけられる。

わたしもそれにこたえようと必死だった。

こんなに人肌があたたかく満たされるものだとは思わなかった。


「オレばっかりが気持ちよくなる。夏穂を置いてきぼりにさせてるな」


荒く息をしながらつながっている感触を楽しんでいるかのようだ。


「……シンちゃん、わたしに全部、教えて」


「わかった」


さっきよりも動きがリズミカルになっていく。わたしはただシンちゃんの動きに合わせるように甘い声を出しながら抱きしめたら、自然と涙があふれてきた。

シンちゃんとこうしたかった。

思いがかなえられたこの時を迎えられたことに感謝した。