計画的俺様上司の機密事項

わたしとシンちゃんが両想いになってからというもの、会社にいくと気になってしまう。

やっぱり切り替えがすごいな、とシンちゃんをみて改めて感じた。

野上くんはシンちゃんが出張から帰ってきてから、挨拶する程度でわたしに接触しようとしてこなかった。

それぐらいシンちゃんが凄みをみせているのか、よくわからないけれど、野上くんと話をするときの姿勢が威嚇するようなオーラを放っているようで怖かった。

下の階へ渡瀬先輩からレスキューを求められ向かったとき、帰り際、真鍋先輩から、最近キラキラしてる感じがしてるけど、どうかしたのかな、と言い寄られたけれど、気のせいですよ、というので精一杯だった。

やっぱり恋をしているっていうのはわかっちゃうものなんだろうか。

シンちゃんはわたしの帰りを待つスタンスには変わりがなく、逆に癖になったとご飯を食べながら話をしてくれた。

あの熱いキスを交わして以来、シンちゃんからはお風呂から出てきたときに髪の毛を乾かすぐらいで手を出してはこない。

でもあいかわらずエッチなおやじギャグは飛ばしてきてくれるので、冷ややかな目でみてやると、まんざらでもなかったようにガハハと野太く笑い飛ばしてきた。

カレンダーをみるたびに、クリスマスの表示に心が躍る。

去年と違って、今年は大好きな人と過ごせる特別な日が近づいてくると思うと、わたしもそわそわしてしまう。

仕事帰りに少しだけ寄り道をしてある場所で買い物を済ませた。

見つかっちゃうけどしかたないか、と思いつつ、カバンに忍ばせ帰宅すると、遅いから心配したとシンちゃんが玄関前で口を尖らせていた。