シンちゃんはエプロンを身にまとい、手際よく冷凍庫に眠っていた温野菜サラダとほうれん草と卵とベーコンの炒め物、わかめのお味噌汁を用意してくれた。
不恰好なおにぎりがちょっと恥ずかしく思えた。
それでも二人、向かい合わせに座って一緒にいただきますと言ってごはんを食べ始めたらどうでもよくなった。
久々に味わえる、シンちゃんとの夕飯が待ち遠しかったんだな、と改めて思う。
おにぎりを食べながら、いつ言おうかと顔色を伺っていた。
「あのね、シンちゃん」
「ん?」
「おいしいね。ごはん」
何いってるんだろう、わたしは。
言いたいことがあるのに、言えないなんて。
それでもわたしの心の中身まではわかるはずもなく、シンちゃんは明るい顔をみせてくれている。
「ああ、夏穂がつくってくれたからおいしいよ」
「そ、そうだよね」
さすがに今日、野上くんに好きだと告白されました、なんて言えないよな。
お味噌汁が入ったお椀を一口すすって、テーブルに置いた。
「どうした? 味噌汁、合わねえか?」
「ううん、そうじゃなくて」
どう話を切り出していけばいいか、わからない。
シンちゃんに気持ちを伝えたいこともあるっていうのに。
シンちゃんはおにぎりを大切にかじりながら、ニコニコと笑った。
「そういえばさ、夏穂」
「ん? シンちゃん、何?」
「オレも夏穂に聞きたいことがあるんだけど」
「……な、何?」
シンちゃんにまっすぐな視線をぶつけられて困惑する。
久々だから余計かもしれないけれど。
不恰好なおにぎりがちょっと恥ずかしく思えた。
それでも二人、向かい合わせに座って一緒にいただきますと言ってごはんを食べ始めたらどうでもよくなった。
久々に味わえる、シンちゃんとの夕飯が待ち遠しかったんだな、と改めて思う。
おにぎりを食べながら、いつ言おうかと顔色を伺っていた。
「あのね、シンちゃん」
「ん?」
「おいしいね。ごはん」
何いってるんだろう、わたしは。
言いたいことがあるのに、言えないなんて。
それでもわたしの心の中身まではわかるはずもなく、シンちゃんは明るい顔をみせてくれている。
「ああ、夏穂がつくってくれたからおいしいよ」
「そ、そうだよね」
さすがに今日、野上くんに好きだと告白されました、なんて言えないよな。
お味噌汁が入ったお椀を一口すすって、テーブルに置いた。
「どうした? 味噌汁、合わねえか?」
「ううん、そうじゃなくて」
どう話を切り出していけばいいか、わからない。
シンちゃんに気持ちを伝えたいこともあるっていうのに。
シンちゃんはおにぎりを大切にかじりながら、ニコニコと笑った。
「そういえばさ、夏穂」
「ん? シンちゃん、何?」
「オレも夏穂に聞きたいことがあるんだけど」
「……な、何?」
シンちゃんにまっすぐな視線をぶつけられて困惑する。
久々だから余計かもしれないけれど。

