作業を終えて定時を少し回ったので自分の席に戻ろうとドアを開けた。
すると、野上くんが席について仕事をしている。
今朝のことがあって逃げるように下の階へいったけれど、それから顔を合わせていなかったから話しづらかった。
「有沢さん」
野上くんが弱々しい口調で話しかけてきた。
「何、野上くん、仕事の話?」
なんとか平常心を保たせようとして仕事の話を振ってみた。
「今朝の返事が聞きたいんだけど」
やっぱりその話か、とげんなりしてしまう。
無理もないか。野上くんは答えを聞きたいんだから。
「だから、わたしには好きな人がいるって」
「どうして僕じゃダメなの」
野上くんは悲しみをたたえながら声を震わせ訴えてきている。
「野上くんは素敵な人だと思う。だけど、同期っていうだけの感情しかわかない」
「じゃあ僕はどうしたらいい? 有沢さんにふさわしい人になるには」
「なれないと思う」
だって、わたしにはもう心から決めた人がいるから。
きっぱりと言ったつもりだったけれど、野上くんには届いてくれていないのか野上くんは首を横に振った。
「有沢さんからそういわれると思ってもみなかった」
「野上くんの彼女になれなくてごめん」
そういうと、野上くんはしばらく空をみつめていた。
野上くんから放たれた空気のおかげでスケジュールに沿って行動しようとしている記事作成の予定時刻を過ぎようとしている。
ちらりとパソコンの時計をみながら、野上くんの行動を気にしていた。
「そっか。わかった。有沢さんがそういうつもりなら」
野上くんは立ち上がり、わたしを見下すように視線を送ってきた。
「僕は諦めないよ、有沢さんのこと」
そう強くいうと、お先にといって野上くんは帰ってしまった。
すると、野上くんが席について仕事をしている。
今朝のことがあって逃げるように下の階へいったけれど、それから顔を合わせていなかったから話しづらかった。
「有沢さん」
野上くんが弱々しい口調で話しかけてきた。
「何、野上くん、仕事の話?」
なんとか平常心を保たせようとして仕事の話を振ってみた。
「今朝の返事が聞きたいんだけど」
やっぱりその話か、とげんなりしてしまう。
無理もないか。野上くんは答えを聞きたいんだから。
「だから、わたしには好きな人がいるって」
「どうして僕じゃダメなの」
野上くんは悲しみをたたえながら声を震わせ訴えてきている。
「野上くんは素敵な人だと思う。だけど、同期っていうだけの感情しかわかない」
「じゃあ僕はどうしたらいい? 有沢さんにふさわしい人になるには」
「なれないと思う」
だって、わたしにはもう心から決めた人がいるから。
きっぱりと言ったつもりだったけれど、野上くんには届いてくれていないのか野上くんは首を横に振った。
「有沢さんからそういわれると思ってもみなかった」
「野上くんの彼女になれなくてごめん」
そういうと、野上くんはしばらく空をみつめていた。
野上くんから放たれた空気のおかげでスケジュールに沿って行動しようとしている記事作成の予定時刻を過ぎようとしている。
ちらりとパソコンの時計をみながら、野上くんの行動を気にしていた。
「そっか。わかった。有沢さんがそういうつもりなら」
野上くんは立ち上がり、わたしを見下すように視線を送ってきた。
「僕は諦めないよ、有沢さんのこと」
そう強くいうと、お先にといって野上くんは帰ってしまった。

