「珍しいな、有沢。宮本さん怒らせるなんて」
隣にいた渡瀬先輩がこそこそと話してきた。
「どうやら彼女とうまくいってないみたいだからって八つ当たりすることないのにねえ」
「へえ、彼女ですか」
画像処理をしながら渡瀬先輩の話を聞いていた。
別の島で作業しているボサボサな頭をかいている宮本先輩の後ろ姿をみる。
確か上条さんよりも年上の先輩社員だと教えてくれた。
「噂じゃあ、総務の上条さんじゃなかったかなあ。宮本さんもあんな女のどこが好きなんだろうねえ。二人と気が強いし、イラついているからお似合いか」
軽く吹き出しながら渡瀬先輩は情報誌に載せる特集ページの記事を考えていた。
ちらりと原稿をみると、簡単料理のコーナーも入っており、夜食にあう焼きおにぎりの作り方が載っていた。
おにぎり、か。
ぱっと、懐かしい思い出が蘇った。
急にやる気がみなぎり、画像を処理する手が早くなった。
まだ頭をかきながら作業している宮本さんに駆け寄り、
「先ほどは失礼しました。すべて処理終えましたので確認お願いします」
と、まっすぐ宮本先輩をみながらハキハキと話をすると、隙がないのがわかったのか、
「あ、ああ、わかった。わかったよ。処理したのみるから」
宮本先輩は根負けしたのか、あきれ顔を浮かべ共通のファイルを確認し、ウェブ版の記事に画像を流し込んでいた。
席に戻ると、やるじゃん、有沢、と渡瀬先輩が笑いながらぽんぽんと叩いてきた。
隣にいた渡瀬先輩がこそこそと話してきた。
「どうやら彼女とうまくいってないみたいだからって八つ当たりすることないのにねえ」
「へえ、彼女ですか」
画像処理をしながら渡瀬先輩の話を聞いていた。
別の島で作業しているボサボサな頭をかいている宮本先輩の後ろ姿をみる。
確か上条さんよりも年上の先輩社員だと教えてくれた。
「噂じゃあ、総務の上条さんじゃなかったかなあ。宮本さんもあんな女のどこが好きなんだろうねえ。二人と気が強いし、イラついているからお似合いか」
軽く吹き出しながら渡瀬先輩は情報誌に載せる特集ページの記事を考えていた。
ちらりと原稿をみると、簡単料理のコーナーも入っており、夜食にあう焼きおにぎりの作り方が載っていた。
おにぎり、か。
ぱっと、懐かしい思い出が蘇った。
急にやる気がみなぎり、画像を処理する手が早くなった。
まだ頭をかきながら作業している宮本さんに駆け寄り、
「先ほどは失礼しました。すべて処理終えましたので確認お願いします」
と、まっすぐ宮本先輩をみながらハキハキと話をすると、隙がないのがわかったのか、
「あ、ああ、わかった。わかったよ。処理したのみるから」
宮本先輩は根負けしたのか、あきれ顔を浮かべ共通のファイルを確認し、ウェブ版の記事に画像を流し込んでいた。
席に戻ると、やるじゃん、有沢、と渡瀬先輩が笑いながらぽんぽんと叩いてきた。

