計画的俺様上司の機密事項

あたたかいものを食べたらなんだか気持ちがあったかくなったような気がした。


「ごちそうさまでした」


「ごちそうさま。きれいに平らげたな。育ち盛りか」


「どうせ育ち盛りですよ」


「都合のいい場所につけばいいな」


ぷっと、シンちゃんが吹き出した。


「は!? 何言ってるんですかっ。もういいです。そういうんでしたら自分でご飯作りますから」


「ほお。頼もしいこというね」


「違います。自分のことは自分でやるってことです」


「ふうん。じゃあ、お手並み拝見ってことか」


そういってテーブルにある食べ終えたお皿を台所へ持っていく。

さっきから薄々感じてはいたけれど、そういえば、台所や居間がちょっと違うような気がしてきた。

部屋全体が清々しい。

そういえば、玄関に入ったときもホコリっぽかった三和土がきれいだったし、廊下もピカピカに光っていた。

さすがにわたしの部屋はいつもと変わりなく、ごちゃついていたけれど。


「あの、もしかしたら」


「掃除もしておいた」


「掃除も、ですか?」


「だって住まわせてもらってるんだから、当然のことだろう」


「そうですけど」


「気にするな」


そういってシンちゃんはわたしと入れ替えに台所に立ち、お皿を洗い始めた。


「ソファにでも座ってろ。すぐに終わる」


「あ、はい……」