計画的俺様上司の機密事項

お茶を飲んでから、お風呂が沸いたから先に入れとシンちゃんに促され入ることにした。

お湯に浸かり、入浴剤の香りに癒される。

早く帰ってきてよかった。

シンちゃんの顔をみただけで、今日のことが嘘みたいだ。

野上くんに付き合ったけれど、野上くんの行動があんなに自分主導だとは思わなかった。

まあ、野上くんが行きたいっていったところに一緒にくっついていっただけだけど。

一緒にごはんを食べたことに対して、あんなに気持ちが重く疲れてしまうなんて。

確かにおいしい料理だったし、好きな人にとっては通いたくなるような味なんだと思う。

でも、今日行ったお店にはもう行きたくないな、という一方的な考えに結びついてしまう。

果たしてシンちゃんと一緒にいったとしたら、同じ考えが浮かぶだろうか。

実際にシンちゃんと訪れなければわからないか。

デパ地下にいって焼肉弁当、二つ買っておいてよかった。

でも、その前に。

わたしが帰るまでずっと自室にいたってことなんだろうか。

わたしのこと、ずっと待っていたってこと?

もしかしたら、わたしみたいに早めに帰ったとか?

もし、早く帰ってなかったら、どんなことをされていたんだろう。

あのキス以上のことが待っていたかもしれないのか。

だとしたら……。

それ以上は想像以上のことで、これ以上考えるとのぼせそうになるので、お風呂からあがることにした。

浴室から出るとシンちゃんが腕を組み、廊下の壁に背をもたれて待っていた。