「さて、たっぷりキスして疲れた体にたっぷりご飯を食べるかな」
シンちゃんはそういって、わたしが買ってきたお弁当と野菜を炒めたものとわかめと卵のスープを用意してくれた。
準備をしてくれて、わたしの向かいの席に座るシンちゃんも少しだけ唇が赤く染まっていた。
「シンちゃん……」
「文句があるようだったら食うなよ」
「食べますよ。おなかペコペコだし」
「あんなにキスしたあとなのにな」
クスクスと笑うシンちゃんをみながら、おなかがすいたものにはかわりないのでご飯を食べる。
「で、聞きそびれたけど、野上とはどうだったんだ?」
「だから、何もないって。野上くんが自分で行きたいところをリサーチしてわたしが一緒についていっただけ」
「ほう。それだけか」
「それだけ」
シンちゃんが残り物だといっていた野菜炒めがほどよい塩加減で体が満たされる。
買ってきた焼肉弁当との相性もばっちりだ。
安心してご飯が食べられるって貴重なんだな、と知る。
さすがにシンちゃんより野上くんのほうが勝手になんでもやってしまうタイプだった、なんて言えないな。
「夏穂の体に指一本でも触れたら許さないけどな」
「えっ」
「あたりまえだ。夏穂の監督者はオレなんだから。それになにかあったら夏穂のお母様に説明できないだろう」
胸を張ってシンちゃんはいうけれど、それだけなのかな。
それより、あのことが気がかりだった。
「どうして真鍋先輩とデートなんて嘘ついたの?」
「夏穂の大好きな妄想におまかせします」
シンちゃんはスープの器を持ち、スプーンですくって大きな口を開いて食べている。
この口がさっきまでわたしの口を捉えて離さなかったのか、と思うと、さっきのキスは夢なのかと思いたくなる。
「もしかして、真鍋先輩のこと、好きなの?」
「さて、どうでしょうかね」
「あんなキスしておいて、シンちゃんの意地悪」
「意地悪で悪うございますよ。夏穂をみると意地悪したくなるんだよ」
そういうと、シンちゃんは焼肉弁当をかきこんでいた。
シンちゃんはそういって、わたしが買ってきたお弁当と野菜を炒めたものとわかめと卵のスープを用意してくれた。
準備をしてくれて、わたしの向かいの席に座るシンちゃんも少しだけ唇が赤く染まっていた。
「シンちゃん……」
「文句があるようだったら食うなよ」
「食べますよ。おなかペコペコだし」
「あんなにキスしたあとなのにな」
クスクスと笑うシンちゃんをみながら、おなかがすいたものにはかわりないのでご飯を食べる。
「で、聞きそびれたけど、野上とはどうだったんだ?」
「だから、何もないって。野上くんが自分で行きたいところをリサーチしてわたしが一緒についていっただけ」
「ほう。それだけか」
「それだけ」
シンちゃんが残り物だといっていた野菜炒めがほどよい塩加減で体が満たされる。
買ってきた焼肉弁当との相性もばっちりだ。
安心してご飯が食べられるって貴重なんだな、と知る。
さすがにシンちゃんより野上くんのほうが勝手になんでもやってしまうタイプだった、なんて言えないな。
「夏穂の体に指一本でも触れたら許さないけどな」
「えっ」
「あたりまえだ。夏穂の監督者はオレなんだから。それになにかあったら夏穂のお母様に説明できないだろう」
胸を張ってシンちゃんはいうけれど、それだけなのかな。
それより、あのことが気がかりだった。
「どうして真鍋先輩とデートなんて嘘ついたの?」
「夏穂の大好きな妄想におまかせします」
シンちゃんはスープの器を持ち、スプーンですくって大きな口を開いて食べている。
この口がさっきまでわたしの口を捉えて離さなかったのか、と思うと、さっきのキスは夢なのかと思いたくなる。
「もしかして、真鍋先輩のこと、好きなの?」
「さて、どうでしょうかね」
「あんなキスしておいて、シンちゃんの意地悪」
「意地悪で悪うございますよ。夏穂をみると意地悪したくなるんだよ」
そういうと、シンちゃんは焼肉弁当をかきこんでいた。

