計画的俺様上司の機密事項

シンちゃん、真鍋先輩と出かけるっていってたくせに。ずっと家にいたってこと?

わざと嘘までついてくれてたなんて。

自分の部屋の中に入り、急に力が抜けてベッドの端に座った。

シンちゃんの顔をみたから、気持ちが落ち着いたんだろうか。

真鍋先輩と一緒にいなかったことが安心した要因のひとつだ。

すると、ダイニングにいったシンちゃんがわたしの部屋に勝手に入ってきた。


「ちょ、ちょっと。勝手に入らないでよ」


シンちゃんは座る目の前に立ち、さっきとは違い、にらみつけるように冷たい視線を投げてきた。

冗談ではない、張り詰めた空気を出して。


「悪かったな。支度しようと思っていたんだけどな、その前にだ」


シンちゃんはわたしの両腕を掴むと、ベッドの上に押し倒し、わたしの体の上にまたがった。


「今日の報告、聞かせてもらう。監督者として知る権利ぐらいあるだろ」


シンちゃんに見下ろされている。

以前もこういうことがあったけれど、それよりももっと怒りを含ませた声を荒げていた。


「ちゃんと報告するから。だからわたしから離れてよ」


「野上と仲良くやったんだろ?」


「仲良くっていっても、野上くんが勝手に」


「勝手にってなんだ。手、出してきたのか!」


「そうじゃなくて、野上くんが勝手にあれこれ進めてくるからどうしていいかわからなくて」


「は? あれこれ、って何だよ。何を進めたっていうんだよ。いろいろされたのかよ、例えばこんなことか」


シンちゃんの顔が近いと思った瞬間、体重をかけ体にのしかかる。

抵抗しようとした途端、シンちゃんはわたしの唇に強く唇を押し付けてきた。