「有沢さんも面白いこというわね」
うふふ、と言いながら渡瀬先輩の隣の自分の席に座って、気品ある香りとともに紅茶を楽しんでいた。
あんなにシンちゃんと親しくしてるのに、わたしたちの前では真鍋先輩は堂々と気取った雰囲気を出している。
あのギャップの違いに、真鍋先輩がシンちゃんのことを心強く想っているのだろうと深く印象付けた。
真鍋先輩から淹れてもらった紅茶とクッキーを食べて小腹やすべてが満たされるのはわかりやすい体だと自分でも弱点なんだよな、と呆れてしまうけど、それを見越した先輩は、うまくやるな、と思いながら4階の部屋へと戻った。
さっき顔を合わせたのに、シンちゃんは自分の席にいなかった。野上くんが黙々と仕事に没頭しているだけだった。
「有沢さん、あのさ」
「何? 野上くん」
「前々から気になってたんだけど、下の仕事も結城部長から言われたこと?」
野上くんは仕事の手をとめ、わたしを食い入るようにみてきた。
そんなに真剣な目でみられると、頼まれているとはいえ、わたしのやっていることは不純な仕事なのかと自分でも勘違いしそうになる。
「前の仕事のこともあるから、いいかな、って」
「そうやって余計なことに時間を費やすより、自分の仕事を進めたほうがいいよ」
「だから大丈夫だって」
「でもさ、ギリギリに記事出してるから気になって」
「ごめん。そこまで気にしなくていいからさ」
「……わかったよ」
と弱々しくいいながらも、野上くんは解せない顔をして中断していた仕事を再開した。
うふふ、と言いながら渡瀬先輩の隣の自分の席に座って、気品ある香りとともに紅茶を楽しんでいた。
あんなにシンちゃんと親しくしてるのに、わたしたちの前では真鍋先輩は堂々と気取った雰囲気を出している。
あのギャップの違いに、真鍋先輩がシンちゃんのことを心強く想っているのだろうと深く印象付けた。
真鍋先輩から淹れてもらった紅茶とクッキーを食べて小腹やすべてが満たされるのはわかりやすい体だと自分でも弱点なんだよな、と呆れてしまうけど、それを見越した先輩は、うまくやるな、と思いながら4階の部屋へと戻った。
さっき顔を合わせたのに、シンちゃんは自分の席にいなかった。野上くんが黙々と仕事に没頭しているだけだった。
「有沢さん、あのさ」
「何? 野上くん」
「前々から気になってたんだけど、下の仕事も結城部長から言われたこと?」
野上くんは仕事の手をとめ、わたしを食い入るようにみてきた。
そんなに真剣な目でみられると、頼まれているとはいえ、わたしのやっていることは不純な仕事なのかと自分でも勘違いしそうになる。
「前の仕事のこともあるから、いいかな、って」
「そうやって余計なことに時間を費やすより、自分の仕事を進めたほうがいいよ」
「だから大丈夫だって」
「でもさ、ギリギリに記事出してるから気になって」
「ごめん。そこまで気にしなくていいからさ」
「……わかったよ」
と弱々しくいいながらも、野上くんは解せない顔をして中断していた仕事を再開した。

