「会社で十分会ってるし、逆にこんなわたしで申し訳ないけど」
こんなかっこいい男子と週末、仮にでかけたとしてもこんなわたしとじゃあ、不釣り合いだし、面白みはないと思う。
ましてや平日、同じ部屋で同じ時間を過ごしていたらたとえ仕事とはいえ、ただの勤め人同士、顔を突き合わせているんだから、わたしのことを知ったとしても、つまらないこと間違いなしなのに。
「有沢さんだから、いいんだよ」
「え?」
「同じ部署になったってわかったとき、一番嬉しかったんだよ」
野上くんは息を吐くようにわたしに言葉を投げる。
真剣な目つきに、これは冗談ではないんだと知る。
でも、こんなわたしと一緒だなんて嬉しがるの。
「正直驚いたよ。どうして野上くんと一緒に仕事できるんだろうって思ったもん」
わたしの答えに野上くんは肩を落としていた。
「有沢さんは、僕と一緒でつまらない?」
「え、ううん。そんなことない。だって、野上くんは優秀だし、足引っ張っちゃ悪いかなって」
「優秀なんかじゃないよ」
野上くんはそういうと頭を下にもたげてしまった。
優秀なんかじゃない。
野上くんに否定的なこと、言わせてしまった。
同期の中でも一際抜きん出た男子でこれから将来有望と噂されているのに。
「ご、ごめん。何か言い過ぎた。もう遅いから帰ろう。明日、また取材について話しようよ」
「子供じみてるかもしれないけど、一緒に帰らない?」
「……うん」
野上くんは何事もなかったかのように自分の机について、机の上のものを整頓していた。
こんなかっこいい男子と週末、仮にでかけたとしてもこんなわたしとじゃあ、不釣り合いだし、面白みはないと思う。
ましてや平日、同じ部屋で同じ時間を過ごしていたらたとえ仕事とはいえ、ただの勤め人同士、顔を突き合わせているんだから、わたしのことを知ったとしても、つまらないこと間違いなしなのに。
「有沢さんだから、いいんだよ」
「え?」
「同じ部署になったってわかったとき、一番嬉しかったんだよ」
野上くんは息を吐くようにわたしに言葉を投げる。
真剣な目つきに、これは冗談ではないんだと知る。
でも、こんなわたしと一緒だなんて嬉しがるの。
「正直驚いたよ。どうして野上くんと一緒に仕事できるんだろうって思ったもん」
わたしの答えに野上くんは肩を落としていた。
「有沢さんは、僕と一緒でつまらない?」
「え、ううん。そんなことない。だって、野上くんは優秀だし、足引っ張っちゃ悪いかなって」
「優秀なんかじゃないよ」
野上くんはそういうと頭を下にもたげてしまった。
優秀なんかじゃない。
野上くんに否定的なこと、言わせてしまった。
同期の中でも一際抜きん出た男子でこれから将来有望と噂されているのに。
「ご、ごめん。何か言い過ぎた。もう遅いから帰ろう。明日、また取材について話しようよ」
「子供じみてるかもしれないけど、一緒に帰らない?」
「……うん」
野上くんは何事もなかったかのように自分の机について、机の上のものを整頓していた。

