「…サボり、ですか?」
悪いとは微塵も思っていないくせに、戻ってきた島野さんは私の送る憎らしい視線を避け、悪びれてもいない様子で軽く謝る。
「悪かったな、すまんすまん。お前、病院行け」
「病院…?」
健康診断だろうかと考えるも、総務部から受診票は来ていないし。
「…まあ、何でもいいから日下に連れてってもらって行って来い。保険証あるな?」
「何でもいいって…? どういうことですか?」
狼狽えていると、日下さんは乱暴に二の腕を掴み取ると、引きずるようにして私を連れ出した。
痛い。引きちぎられそうな腕も痛いけれど、頭はもっと疼痛が走る。
「お前のせいで貧乏くじ引いたじゃねぇかよ。面倒くせぇな…」
駐車場までの間「面倒くせぇ」と、ずっと不満を口にしていた日下さんは、車に乗り込み乱暴にドアを閉め、どこまでも乱暴に車を発進させた。
車で1分、歩いても5分。それこそ健康診断指定の内科クリニックに到着した。
「やっぱり健康診断ですか?」
「…馬鹿か、この忙しい時に」
3時間も煙草を吸いに出て行った人が言う台詞だろうか。だけど、完全に私の頭は嫌な言葉で埋め尽くされた。
「風邪なんじゃねぇのかって」
「風邪…?」
「顔色が悪いから病院行くように言って。と、過保護から島野さんに電話」
「過保護…」
「で、言ったって行かねぇかもしれねぇからって、連れてけと上司命令。面倒くせぇ。早く診察して来いよ、置いて帰るぞ」
要するに、命令されただけだと言いたいらしく、置いて帰ってもらってもいい距離なのに険しい顔を向けられる。
その過保護から、体調管理ができていないって島野さんが怒られるのかと思うと、慌てて車を降りた。
ここのクリニックはいつ来ても空いているなと、年に1回しか来ないのにそんなことを思いながら体温を計測。看護師さんのあとを着いていくと、すぐに診察室へ通される。
悪いとは微塵も思っていないくせに、戻ってきた島野さんは私の送る憎らしい視線を避け、悪びれてもいない様子で軽く謝る。
「悪かったな、すまんすまん。お前、病院行け」
「病院…?」
健康診断だろうかと考えるも、総務部から受診票は来ていないし。
「…まあ、何でもいいから日下に連れてってもらって行って来い。保険証あるな?」
「何でもいいって…? どういうことですか?」
狼狽えていると、日下さんは乱暴に二の腕を掴み取ると、引きずるようにして私を連れ出した。
痛い。引きちぎられそうな腕も痛いけれど、頭はもっと疼痛が走る。
「お前のせいで貧乏くじ引いたじゃねぇかよ。面倒くせぇな…」
駐車場までの間「面倒くせぇ」と、ずっと不満を口にしていた日下さんは、車に乗り込み乱暴にドアを閉め、どこまでも乱暴に車を発進させた。
車で1分、歩いても5分。それこそ健康診断指定の内科クリニックに到着した。
「やっぱり健康診断ですか?」
「…馬鹿か、この忙しい時に」
3時間も煙草を吸いに出て行った人が言う台詞だろうか。だけど、完全に私の頭は嫌な言葉で埋め尽くされた。
「風邪なんじゃねぇのかって」
「風邪…?」
「顔色が悪いから病院行くように言って。と、過保護から島野さんに電話」
「過保護…」
「で、言ったって行かねぇかもしれねぇからって、連れてけと上司命令。面倒くせぇ。早く診察して来いよ、置いて帰るぞ」
要するに、命令されただけだと言いたいらしく、置いて帰ってもらってもいい距離なのに険しい顔を向けられる。
その過保護から、体調管理ができていないって島野さんが怒られるのかと思うと、慌てて車を降りた。
ここのクリニックはいつ来ても空いているなと、年に1回しか来ないのにそんなことを思いながら体温を計測。看護師さんのあとを着いていくと、すぐに診察室へ通される。



