昨日とは違う朝礼はその後、いかにもそれらしい言葉を並べ立て尤もらしく終えた。それは、止まっていた時間が動き出したかのように。
「朝礼は以上だ。今日もあくせく働くように。それと柏木、ちょっと来い」
今日は何だろう。何を言われるのだろう。と、部長の後を着いていく。
部長は自分の席に座るなり、ぺらんとした一枚の用紙を私の前に差し出した。
「係長以上の人間に渡すことになってる緊急連絡先だ。お前には新しいものをまだ渡してなかったよな」
「…連絡先」
全員の緊急連絡先が記載されている。それにはもちろん係長以上が持たされている会社の携帯番号だけではなく、プライベートの携帯番号と住所が記載されている。
なるほど、これを見たんだ。そう心の中で頷いていた。
こうも小出しにされるとまだ他にもあるのではと、警戒する。
「部長、他にはないですか?」
「何がだ?」
「隠してるものです」
「別に隠しちゃいない。故意に渡さなかっただけだ」
故意にって、これだから本当に油断ならない。一癖も二癖もあって、どうしたって一筋縄ではいかない。
「朝礼は以上だ。今日もあくせく働くように。それと柏木、ちょっと来い」
今日は何だろう。何を言われるのだろう。と、部長の後を着いていく。
部長は自分の席に座るなり、ぺらんとした一枚の用紙を私の前に差し出した。
「係長以上の人間に渡すことになってる緊急連絡先だ。お前には新しいものをまだ渡してなかったよな」
「…連絡先」
全員の緊急連絡先が記載されている。それにはもちろん係長以上が持たされている会社の携帯番号だけではなく、プライベートの携帯番号と住所が記載されている。
なるほど、これを見たんだ。そう心の中で頷いていた。
こうも小出しにされるとまだ他にもあるのではと、警戒する。
「部長、他にはないですか?」
「何がだ?」
「隠してるものです」
「別に隠しちゃいない。故意に渡さなかっただけだ」
故意にって、これだから本当に油断ならない。一癖も二癖もあって、どうしたって一筋縄ではいかない。



