次の日、優里さんと11時に待ち合わせをして、お昼を一緒に済ませて、小野寺コーポレーションの1階にあるショールームに向かった。
入り口を入ると、30代後半の女性が迎えてくれた。
「いらっしゃいませ、渡瀬様、こちらへどうぞ?」と、席へ案内される。
「担当をさせて頂けます。私、三井と申します。」と名刺を差し出してくれた。
名刺には、輸入家具第一営業課、課長、三井比登美と書いてあった。
凄い、この若さで、しかも女性で課長だなんて…
「よろしくお願いします。」
「早速ですが、ご希望のブランドなどは、ございますか?」
「いえ…」
「それでは、こちらのカタログをご覧になって、少しお待ち頂けますか?」と、三井さんは、席を離れて行った。
カッシーナ、アルフレックス…素敵だけど…
「遥さん? 気に入ったものを大切に使えば良いのよ?」と優里さんは微笑んでくれた。
「はい。」
三井さんがパソコンを持って戻って来た。
「渡瀬様が、お住まいになられるマンションは、私共で設計から全て行っております。 間取り図など把握しておりますので、いくつか提案させて頂いても宜しいでしょうか?」とパソコンを操作して、コディネート画像を見せてくれた。
「素敵!」カタログだけではなかなか想像できなかったけど、こうして間取りに合わせて家具のレイアウトを見せてくれると分かりやすい。
「こちらで、おねがいします。」
シックで私好みだった。
「では、こちらでご用意させて頂きます。こちらの家具でしたら、今日空港に到着予定ですので、チェックが入って、木曜日にはお届け出来ますよ?」
優里さんが前もって話をしていてくれたらしく、いくつかのコンセプトで、既に手配をしてくれていたようだ。
「優里さんありがとうございました。」
「たっちゃんに、早く手配してくれって急かされてたのよ? ベッドだけでも良いからって? 本当にスケベな兄弟なんだから! ウフフ。」
「え? 勝士さんも…?」
アハハ…
これは苦笑いですね?

