「そんな! 西園寺家から出るなんて…」
そんな事出来ない。させられない…!
「たっちゃんには、遥さんが必要なの、遥さんはどう?」
「私は側に居たいです…。」
「それなら、今のたっちゃんを受け入れてあげてくれないかしら?
買ってくれるって言うなら、遠慮しないで買ってもらいなさい。
そして大事にしたらどうかしら?
愛する人が、愛するあなただけに、くれるものとして?」
そうだ、私が愛した人は、西園寺竜仁。
その竜仁さんを好きになったのだから、受け入れよう。
そして、彼から貰う全てのものを、大事にしよう。
愛も、品物も、そして家族も…
「はい! 優里さんに、話し聞いてもらって、モヤモヤしてたのがスッキリしました。」
「そう? 良かった。 あっスタンプカードの事は聞かなかった事にしてあげてね? 知ってるのは御義母様と、私達の3人だけの秘密ね?」と、優里さんは微笑んだ。
「あの…優里さん? 私、明日仕事休みなので、家具を見に行きたいので、紹介してもらえますか?」
「えぇ、良いわよ? それなら一緒に行きましょう? 相談にのってあげる。」
「良いんですか? じゃ、よろしくお願いします。」
優里さんと約束をして、私は仕事に戻った。

