「笑えるでしょう? 洗濯洗剤なんてそんなに高くないのに? 稔がお寿司を食べたいと言った時も、何処へ連れて行ったと思う? 100円、回転寿しに連れて行ってくれたのよ? 勿論、稔はとっても喜んでいたわ?
西園寺家ってね? 結構庶民的よ?
かっちゃんは、牛丼を1人で食べに行ってるみたいだし、前にね、牛丼チェーン店のサービス券が、何枚も財布に入れてるのみつけちゃった! 」
「勝士さんが牛丼ですか?」
「そう。10枚で、一杯無料のサービス券。」
「10枚で、一杯無料…?」
「御義父様は、甘いものが大好きで、内緒でぺこちゃんのケーキバイキングに行ってるわ? 勿論、御義母様にはばれてるけど、ウフフ。
男の人ってね? 変なプライドがあるみたいで、そういう所見せたく無いみたい?」
想像もしてなかった話に、目を丸くして驚いていると、優里さんは笑って話を続けた。
「安くても、高くても、値する金額なのか? それだけ出す価値があるか? それを考えない人達ではないわ? 勿論、良いものは高いわ? でもね? 100万するものも、365日毎日使って、1日あたりいくらになるか考えてみて? 大事に使って、1年だけじゃなくて、2年、3年と、使えば? って、そう考えられないかしら? たっちゃんは、遥さんが望む事は、きっと何でも叶えてくれるわ? 会社を手放すことも、西園寺家から出る事もよ?」

