双子の御曹司


「優里さん… 有り難うございます。…私、戸惑っているんです。たっちゃんは、高価な洋服を沢山買ってくれたり、デパートでも値段を気にしてないみたいで… 食事はいつも高そうなレストランばかりで… マンションも…すごく立派で広くて私は驚いているのに、たっちゃんはなんでもない顔していて… 価値観が違いすぎるというか… やっぱり住む世界が違うというか… 本当に私でいいのかなって、考えてしまって…」

優里さんの優しさに甘えて、今の、私の戸惑いを素直に話していた。

「遥さん? たっちゃんね? 仕事の服はホテルのクリーニングに出さなくちゃいけないけど、私服は近くのクリーニング店に出すのよ? スタンプカードも持ってるの? 10枚貯まると洗剤が貰えるらしいわ。かっちゃんに話してるの聞いたの。」

「え? スタンプカード?」