双子の御曹司


ん…優しい手…

「ん?」

「あれ? 起きちゃった?」

竜仁さんが私の胸を揉んでいた。

「キャー」

慌てて胸を隠す。

「キャーって、昨夜散々触ったじゃないか? 俺、大きくなってるから、遥、1回させてね?」

始めようとする、竜仁さんの胸を押し戻し、首を振る。
今朝方まで愛し合っていたのに…

「む、無理です…」

「初めてなのに無理させちゃったかな? ごめんね?」と、いいながら始まってしまった。

もう!…

「遥そろそろ起きよう? シャワー浴びるだろ? 支度して出かけないとね?」

ベッドサイドのデジタル時計は8:00だった。 勝士さんのお宅に11時に伺うことになっている。

「西園寺さん 先にシャワーして来て下さい。」

「一緒に浴びよう?」と抱き抱えられた。

「キャー、私まだ裸、降ろして下さい。」

恥ずかしくて手で隠し、もがく。

「暴れると落ちるよ? 今からシャワーするんだから裸でいいじゃん?」とバスルームにそのまま入り……

「はるかちゃん機嫌直してね?」

「もう…私初めてなのに昨夜から6回もなんて酷いです」

1人でイッたのも合わせると7回…
結局バスルームでもしちゃって、時間ギリギリになってしまった。

「だって、遥が色っぽい声で煽るからだろ?」

「煽ってません!」

「稔が心配するから、機嫌直してね?」

「稔くんの名前だすなんて、ずるいです!」

「はい、仲直りのキス!」
彼はチュッとキスをする。

もう…全然反省してないんだから…