あっ……
私は竜仁さんが今大変だというのに、全く考えていなかった…
仕事が気になって、早く復帰したいばかりに…
自分の事で一杯だった。
伊月のおじさんに言われるまで、気付かないなんて…妻として、失格だ。
「おじさん…私、たっちゃんの事考えていなかった…。側で支えるって言ったのに… おじさん有難う。」
「じゃーな、この後、佐瀬部にも会って行くんだろ? 早めに帰れよ?」と、私の頭をポンポンとして事務所に戻って行った。
私は売り場に戻ると、麗華ちゃんと、佐野さんに、このまま、仕事を辞める事を伝えた。
「えー辞めちゃうんですか!?」
「チーフ、まだ、体…」
「体の方は、本当に大丈夫なんだけど、主人の仕事も忙しいから、専業主婦になろうと思って?」
「まぁ、あれだけの大きい会社の社長さんになる人ですからね? でも、遥さんがいなくなるなんて、寂しいですよ!」
「ありがとう。 麗華ちゃんと、水野との結婚式には呼んだね?」
後、凪沙にも同じ様に話して、優里さんを待たせているからと、早々に売り場を後にした。
その後も優里さんに、買い物に付き合ってもらい家まで送って貰った。
はぁー… さすがに疲れた。
少しだけ…横になろう。

