星月夜~平凡♀×人気者♂~【短編・完】


「お誕生日おめでとう!隼人」


「…マジで?」



一瞬にして笑顔になった隼人につられて、あたしも思わず笑顔になる。


「おっ、香水じゃん♪」


「…隼人が普段使ってるのよりは、よくないかもしれないけど」


「いや、俺が普段使ってるのより価値あるから。大事に使うな?」



そう言って、その場で香水をつけてくれた隼人。


今度はあたしの選んだ匂いに包まれる。


そして…


「………んっ」



唇が重なった。


今度は離さないよ。


だって…すごく幸せだから。


17年間生きてきた中で…多分…1番幸せだよ…。


優しいくちづけは、どちらともなく離れて。


二人で見つめ合って、微笑んで。


再び重なるということを繰り返す。