星月夜~平凡♀×人気者♂~【短編・完】



でも……


隼人もドキドキするの?


あたしのことで…ドキドキしてくれてるの…?


そう思うと、すごく嬉しくて。


思わず、隼人の背中に回した手に力を込めてしまう。


「真保……」


「……?」



見上げると…優しい笑顔。


「…大好き」



頭上から降ってきた…あたしが欲しかった言葉に涙が溢れた。


瞼にキスをされて。


瞳を閉じた直後に降ってきた、甘いくちづけ。


でも…


「あっ!!」



それは、自分から離す。


少し、むすっとする隼人をよそにポケットを探って、目的の物を取り出すと、隼人へと差し出す。