やっぱり捨てれないや…。
もったいないし…でも、渡せない…。
もう…帰ろうかな…。
隼人と顔合わせずらいし…。
そんなことを考えていた時だった。
「…見つけた」
急に背後で聞こえた声に驚く。
でも、怖くて振り返れない。
ガチャリ…
鍵を閉める音がした。
「え……っ」
流石に驚いて、振り返ろうとする…前に。
ふわっと優しい突風に包まれた。
「……っ……」
そのまま、ぎゅっと抱き締められる。
「バカ……」
う…嘘でしょ…?
見間違いでしょ……?
「体、冷えてんじゃねぇか」
だって…どうしてここに…

