「あの…隼人君、これ好きだよね?」
という言葉と共に差し出したのは、パーティーに設けられた食事。
………。
なんでこいつ俺の好きな料理、知ってるんだ……?
ストーカーかよ……。
「だから…」
「ありがとう」
一応、受け取って辺りをぐるりと見回す。
つーか…真保は…?
さっき声のした方を見ても、真保はいなかった。
ったく…俺は真保を探してんだよ。
「ごめん…用事があるから…行くね?」
「あ…はい」
もちろん、もらった料理なんて食べるはずがない。
近くにあった、テーブルに皿を置くと、俺は会場内をまた歩き始めた。

